2026/07/10
あごニキビを繰り返すのはなぜ?
― ホルモンだけでは説明できない、体質との関係 ―
「頬のニキビは治ったのに、あごだけは何度もできる。」
そんな経験はありませんか?
あごやフェイスラインのニキビは、特に成人女性に多くみられます。
一度治ったように見えても、同じ場所に繰り返しできることも少なくありません。
漢方では、このようなニキビを単に皮膚の問題として考えるのではなく、体全体のバランスから見ていきます。
あごニキビは思春期ニキビとは少し違う
思春期のニキビは、皮脂分泌が活発になることが主な原因です。
一方、大人になってからできるあごニキビでは、
- 月経前に悪化する
- 仕事が忙しいと増える
- 睡眠不足が続くと悪化する
など、生活リズムや体調との関係が目立つようになります。
そのため、スキンケアだけでは十分に改善しないこともあります。
ホルモンバランスだけでは説明できないことも
女性では「あごニキビ=ホルモンバランス」と言われることがあります。
もちろん、月経周期や女性ホルモンの変化は大切な要素です。
しかし実際には、
- 月経前だけ悪化する人
- 常に繰り返す人
- ストレスで悪化する人
など、その背景はさまざまです。
漢方では、
「なぜその方にホルモン変動の影響が出やすいのか」
という体質まで考えていきます。
ストレスとの関係
仕事や勉強、人間関係などでストレスが続くと、
自律神経や睡眠にも影響が出やすくなります。
漢方では、このような状態を**気滞(きたい)**と考えることがあります。
気の巡りが滞ると、
- 月経前に悪化する
- あご周囲に炎症が出やすい
- イライラを伴う
といった症状が重なることもあります。
胃腸の調子も皮膚に影響する
漢方では、
「皮膚は内臓の鏡」
という考え方があります。
暴飲暴食だけでなく、
- 食欲が落ちる
- 胃もたれ
- 便秘
などが続くと、皮膚の状態にも影響が現れることがあります。
実際に、胃腸の調子が整うことでニキビが改善する方もいらっしゃいます。
睡眠不足も大きな要因
睡眠中には皮膚の修復が進みます。
慢性的な睡眠不足が続くと、
- 炎症が治りにくい
- ニキビ跡が残りやすい
- 同じ場所に繰り返しできる
といった状態になりやすくなります。
「夜更かしすると必ず悪化する」
という方も少なくありません。
漢方では体全体を診る
あごニキビといっても、
- 月経前だけ悪化する方
- 胃腸が弱い方
- ストレスが強い方
- 冷えを伴う方
では、体質はそれぞれ異なります。
漢方では、
- 気滞
- 瘀血
- 胃腸の働き
- 睡眠
- 月経周期
などを総合的に考えながら、その方に合った治療を組み立てていきます。
まとめ
あごニキビは、皮脂だけでなく、
- ホルモン変動
- ストレス
- 睡眠
- 胃腸の状態
- 月経周期
など、さまざまな要因が重なって起こることがあります。
漢方では、皮膚だけを見るのではなく、体全体のバランスを整えることで、繰り返すニキビの改善を目指します。
「同じ場所に何度もできる」
「スキンケアを続けても改善しない」
という方は、体質という視点から見直してみることも一つの方法です。
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