2026/06/15
PMS(月経前症候群)と漢方
月経前になると、
- イライラする
- 気分が落ち込む
- 胸が張る
- お腹が張る
- 頭痛がする
- むくみやすい
- 疲れやすい
など、さまざまな不調が現れることがあります。
こうした月経前の不調は、「PMS(月経前症候群)」と呼ばれています。
症状の出方には個人差が大きく、
身体症状が中心の方もいれば、
気分の変化が強く出る方もいます。
漢方では、こうした状態を単にホルモン変化だけで捉えるのではなく、
全身状態のバランスの乱れとして考えていきます。
漢方で考える「気滞」
PMSでは、漢方でいう「気滞(きたい)」の状態が関係していることがあります。
「気」は、身体の働きや巡りに関係する概念です。
ストレスや緊張が続くと、
気の流れが滞り、
- イライラ
- 気分の波
- 胸やお腹の張り
- のどのつかえ感
- 月経前の不安定さ
などにつながると考えられています。
特に、
- 忙しさ
- 精神的ストレス
- 睡眠不足
などによって症状が悪化する方では、
気滞傾向が強くみられることがあります。
「瘀血(おけつ)」との関係
PMSでは、「瘀血(おけつ)」という状態が関係していることもあります。
瘀血とは、漢方でいう血流の停滞や巡りの悪さを指す考え方です。
瘀血傾向では、
- 月経痛
- 頭痛
- 肩こり
- 下腹部痛
- 血塊を伴う月経
- 刺すような痛み
などを伴うことがあります。
気滞が長く続くことで、
さらに血流の停滞が起こり、
症状が複雑化していくこともあります。
そのため、PMSでは「気滞」と「瘀血」が重なっているケースも少なくありません。
PMSは「心の問題」だけではありません
PMSは、
「気持ちの問題」
「性格の問題」
として扱われてしまうことがあります。
しかし実際には、
- 月経周期
- 睡眠
- 疲労
- ストレス
- 自律神経の乱れ
など、身体全体の状態が関係しています。
特に、
- 疲労が強い
- 冷えがある
- 胃腸が弱い
- 睡眠が浅い
といった背景があると、
月経前に不調が強く出やすくなることがあります。
一人ひとり状態は異なります
同じPMSでも、
- イライラが中心の方
- 落ち込みが強い方
- むくみが強い方
- 頭痛が目立つ方
- 強い眠気が出る方
など、状態はさまざまです。
そのため漢方では、
- 月経周期
- 冷え
- 睡眠
- 食欲
- 疲労感
- ストレス状態
なども含めて確認しながら、
全身状態をみていきます。
女性の不調を全身から考える
PMSは月経前だけの問題ではなく、
日常生活や全身状態の影響を強く受けています。
漢方では、
- 気の巡り
- 血流
- 睡眠
- 胃腸機能
- 疲労状態
なども含めて整えていくことで、
女性特有の不調を全身から考えていきます。






