2026/02/27
和漢診療は、中医学の「理論重視」に対し「徹底した実践主義」です。頭で考えた病気の原因(理屈)よりも、「現時点の体の状態(現状)」を直接見て、触って判断することを大切にします。
おなかに触れるのは、患者さんの体質や現状の身体状態のパターンである「証(しょう)」を決定するための、非常に重要な情報をダイレクトに得るためです。
漢方の世界では、「病名が同じでも、証(おなかの状態など)が違えば処方は別」になります。例えば、同じ「胃痛」という病名でも、おなかが冷えているのか、張っているのかによって処方する薬を変えるのです。
このように、腹診は一人ひとりに合った漢方薬を見つけ出すための、和漢診療における欠かせないプロセスのひとつです。「からだリズム漢方内科」の対面診療でも、この「証」と「腹診」を非常に重視して診療を行っています。